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安井息軒旧宅(国指定史跡)
安井息軒は幕末の偉大な儒学者で、寛政11年(1799)子弟に学問を教えていた安井滄洲(そうしゅう)の次男としてこの旧宅で生まれました。
平成6年3月、江戸時代末の姿への復元が完成。庭に、息軒手植えの梅もあり、当時のたたずまいを見ることができます。
幼い頃から貧しい家計を助けながら学問に傾倒し、22才から29才まで大阪、江戸で苦学。
帰郷後、創建された郷校「明教堂」で父とともに近郊子弟の教育にあたりました。
森鴎外が小説『安井夫人』で紹介した川添佐代との結婚もこの頃で、その生活もここで始まりました。
息軒は明治9年、77才で東京に没しましたが、45年間の江戸での生活の中、20回以上も転居を繰り返しており、26年間生活したこの旧宅はもっとも永く生活した家でもあったと言えます。
昭和4年に半九公園として整備。昭和39年県指定、同54年国指定。
平成6年、奈良国立文化財研究所の指導のもとに復元。滄洲が自宅で学問を教えていた事を裏付けるように、二間半の式台玄関をもつ茅葺きの武家屋敷で、古建築の一資料とも成りうるものとなりました。
所在地 | 清武町大字加納甲3368-1 |
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交通 | 車 / 清武駅から約5分 |
駐車場 | なし(きよたけ歴史館利用) |
トイレ | なし(きよたけ歴史館利用) |